2012年10月に、81歳のお母様を亡くされ、中央区の斎場にて葬儀をとり行いました。
今回は、葬儀社を決めるに際し、グローバルケアを利用された経緯についてお話をうかがいました。(取材は、葬儀から3か月後の2013年1月にさせていただきました。)
お辛いとは存じますが、 お母様 が亡くなられた経緯についてうかえます?
長女様「亡くなる1年前の健康診断で、骨髄腫が見つかりました。
治らないと言われて、お薬を使いながら、
うまく付き合っていきましょうということになりました。
そんな中、余命を宣告されましたが
母には知らせませんでした。
最期の1か月は、緩和ケア病棟で過ごし、
毎日お見舞いに通っていましたが
スーッと静かに息を引き取りました。
グローバルケアは、どうやってお知りになったんですか?
母が、グローバルケアさんの会員だったんです。
長男様「母が、グローバルケアさんの会員だったんですよ。
その話をよくしていました。
それが、ずっと頭に残っていたからです。」
長女様「われわれは、母の死を考えたことがないので
そのときは、まさかそれが現実となるとは
思ってもみませんでした。」
それで、グローバルケアにお電話されたんですね。
長男様「はい、お電話しましたら、担当ということで、すぐ上原さんが来ました。」
初めて会われたとき、どんな印象でしたか?
本音で気兼ねなく聞けて、気さくに教えてもらえました。
長男様「なんだかこの人とはウマが合うなと思いました。」
うちのほうは商売しているので、休むということができません。亡くなったその日も、お通夜の前日も、仕事。
葬式中も、店を開けていましたからね。
だから、死に目には会えたけど、葬儀にかかわるプロセスに関われないんですよ。
そうした事情を、上原さんが、よく理解してくれて
すごく溶け込んで柔軟に対応してくれました。
また、悲しいとき、自分たちがまいっちゃうから、冗談も言いたくなるんですが、上原さんは、冗談を返してくれるんですよ。それが、すごく気がラクになる。だから、『ここは、どうなの?ああなの?』と本音で気兼ねなく聞けて、気さくに教えてもらえました。
悲しみの中にも、何にいくらかかるのか予め知っておけば、準備が出来ますからね。
先に、金額のことを的確に教えてくれたので、それはありがたかったです。」
どんなご葬儀を希望されていたのですか?
長女様「家族葬で、温かい雰囲気のもと送りたいと考えていました。
じっさいは、いかがでしたか?
女性らしい優しく可愛い雰囲気で送れたのは嬉しかったです。
長女様「母は女性なので、優しく温かい感じにしたかったんです。
ですから、棺はピンクにしました。そうしたら、孫たちが、お花もピンクをベースに選んでいました。
女性らしい優しく可愛い雰囲気で送れたのは嬉しかったです。
じつは、お式の後、母の本からハラリと落ちたメモが見つかりまして、そこに、「花の葬儀」と書いてあったんです。
そういう意味では、ピンクのお花で可愛くしていただけたので、よかったなぁと思います。祭壇もステキでした。」
急な人数増にもスムーズに対応していただけました。
長女様「はじめは、20~30名の身内だけの家族葬を考えていましたが、有難いことに、参列したいという方がドンドン増えてしまって、最終的には100名以上になっていました。そうした急な変更にも、上原さんは、あわてることなくスムーズに対応してくれました。おかげで、私たちも、あたふたしないですみました。
火葬場に行く人数を決めるにしても、前日ギリギリまで、待っていただいても、わからなくて・・
そうしたら、『いいですよ、なんとかなりますから。』と言ってくださって、結局無事に終わることができました。上原さんからしてみれば、迷惑な客だったかもしれませんが、ちゃんと対処してくれたので、感謝しています。」
見積については、わかりやすかったですか?
長女様「まったく問題ない! こうですよ、と一つ一つ説明していただきましたので明快でした。」
心に残っていることは?
上原さんのお人柄が緊張感をユルめてくれた
長男様「一番心に残っているのは、上原さんと休憩しながら話したことかな?
こっちは、眠ってないし疲れてるし、親戚たちには冗談も言えないし、
でも・・上原さんと休憩しているときだけは息抜きできて、緊張感が抜けていく感じでした。
5分か10分ですが、本音で話ができて、『忘れていることない?』と確認できる時間でもありました。
長女様「上原さんの人間味だと思います。真面目なんだけど人間らしい感じ。
こちらも打ち解けたけど、上原さんも自分を見せてくれることによって
お互いが近寄れたのではないのかなと思いました。
長男様「遺族にしてみれば、入院中から葬儀までずっと、気の抜けない大変な思いをしているわけですよ。そうした中で、フッと緊張感をユルめてくれるような雰囲気は、こちらからしてみれば有難かった。」
ほんの短い期間知り合った中で、ちょっと話しただけなのに、気に留めて下さった、そのお気持ちが嬉しかった
長女様「あと、感動したことがあるんです。うちの母が鹿児島の出身なんですけど、上原さんが鹿児島の名産を手向けてくださったんですよ。しかも“コレ母が好きなこと、なんで知ってるんですか?”というくらいの好物だったんです。
ほんの短い期間知り合った中で、ちょっと話しただけなのに、気に留めて下さった、そのお気持ちが嬉しかったです。
司会者の「母の紹介」に感動しました
長女様「それから、お式の中で、司会者の方が、うちの母について紹介してくださったんです。
じつは、母については、子供の私たちも知らないことが多くて、あまり事前にお伝えできてなかったんです。にもかかわらず、ホントに”前から知ってたでしょ”と思うくらいのコメントでしたので、それも、すごく感動しましたね。
じつは、遺影とは別に飾らせていただいた写真がありました。
それは、母が、大好きな“しろくま”というかき氷を食べている時の写真なんです。それについても、司会進行の中で触れてていただきました。」
母の好きな“しろくま”を用意してくれた
長女様「最期に柩を閉めてしまうときに、
『この“しろくま”をお母様に食べていただきたい』と用意していただいて、
柩に納めることができたんですよ。
自分たちでは、そこまで頭が働かないときに、そういうことをしていただいたので、
本当に嬉しかったです。」
「孫の手」じゃなく「ウエハラの手」
長女様「上原さんにとっては、すごくやり辛い面倒くさい客だったと思います。
でも、イヤな顔ひとつせずに、いつもいつもおだやかに答えていただいてわからないことも全部質問できたし、『お坊さんにどうやって聞いたらいいですか?』と聞けば、『ではワタクシが聞いてきます』、とか、『今がいいですよ』とか全て的確に教えていただいたので、ホント安心できました。
長男様「カユイところに手が届く・・“孫の手”じゃなく“ウエハラの手”だ。」
長女様「“ウエハラの手”は、あたたかかったです。」
参列者のご感想は?
長女様「お式の後に、みなさんから、『すごいよかったね』とか『あたたかいお葬式だったね』と言われました。
みなさんに一言アドバイスするとしたら?
長女様「グローバルケアさんは、人間らしい付き合い方の中で、安心してお任せできました。また、今回私もこういうことを経験して、エンディングノートをつけようと思いました。」
長男様「まだ元気なうちに、家族で気楽に『どういう式がいいの?』と話し合うのは大切。 遺影写真も事前に準備しておくと、あとあと困りませんね。」
- 左から長男様、長女様、上原。 長男様の経営する店内にて。