お亡くなりになった経緯を教えていただけますか。

5年前に大きな病気を患って、その後、年に1度程度入院する生活を送っていました。入院は、長いと半年ほどになることもあったのですが、毎回ちゃんと退院をしておりました。

ところが、昨年10月に自宅で突然倒れ、救急車で病院に運ばれ、そのまま入院することになったのです。脱水症状との診断だったため、2、3日で退院できると思っていたのですが、検査で腫瘍が見つかりました。その後、徐々に体力が落ちてきて、食欲もなくなり、水分も摂れなくなり……。最期は家族全員で立ち会うことができました。

お母様ご愁傷さまでございました。 葬儀社はどのように探されたのでしょうか

年末に母が危篤になった際に、インターネットで調べたり、区役所にも相談に行ったりしました。母は献体をするので、火葬がない形に対応していただける葬儀社を探しておりました。

相談したインターネットのサイトからは、対応可能な葬儀社数社を紹介していただき、そのうちの1社がグローバルケアさんでした。葬儀は初めてですし、いったいどれぐらいの費用がかかるのか？という不安もありました。事前に相談をしたのは、自分でしっかり段取りをしなければいけないという気持ちが強かったからです。

数社の中から弊社をお選びただいたのですね。

グローバルケアさんにご連絡を差し上げた時に対応していただいたのが、一言（ひとこと）さんでした。とても丁寧に対応していただいたのを覚えています。

その後、見積書をいただいたのですが、それに添えられていたのが一言さんの直筆のお手紙でした。印象に残っているのは、とにかく私どもを気遣って下さる言葉が最初に書いてあったことです。とても暖かくて、親切な方だなと。他社からもそれなりの対応はしていただきましたが、一言さんが書かれていたお手紙にはかないませんでしたね。

弊社をお選びいただく際にご不安はありませんでしたか

信用できるサイトから紹介された葬儀社なので、特に不安はありませんでした。ご担当いただいた遠山さんも、すごく良い方で、葬儀全般にわたっていろいろ教えていただきました。

実際の葬儀はいかがでしたでしょうか。

生前、母は葬儀について「亡くなったら分からないのだから、派手にしなくていいわよ」と話していました。ただ、母は花が好きだったので、葬儀はお花で飾ってあげたいなと思っていました。

当日、葬儀会場で初めて祭壇を見たのですが、本当に素晴らしい花で飾っていただきました。これまで多くの葬儀に出ている知人などからは「あんな葬儀は見たことがない」というお褒めの言葉をいただきました。素晴らしかったです。

お褒めのお言葉ありがとうございます。 その他、弊社の対応で心に残ったことはありますか

遠山さんからは「飾りたいものがありましたら、お持ちください」と言われ、母のお気に入りの着物をお持ちしたところ、きれいに飾り付けをしてくださいました。母の場合は、献体ということなので、亡くなって自宅に運ばれて、数日間の猶予の後、また病院に戻ります。この自宅にいる間に葬儀を執り行いました。

当初、お経をあげる予定はしていなかったのですが、やはりお経がないと何か気が休まらないのです。そのため、急きょグローバルケアさんにご相談をさせていただいたのです。その時は「本当に無理を言っているな」と思ったのですが、グローバルケアさんは、すぐに対応してご住職を手配してくださり、枕経をあげていただくことができました。こちらの無理を聞いていただいて、本当にありがたかったです。

葬儀を終えてみて、今のお気持ちはいかがでしょうか

妻は献体なので、今のところ１年後ぐらいに火葬されることになるでしょう。その時は、また遠山さんとお話をさせていただくことになります。その間は、妻の遺骨もありませんので、何となく寂しい部分もあります。ただ、亡くなっても社会に尽くすという妻の姿勢は素晴らしいと思っています。おかげさまで今回の葬儀は素晴らしく、妻をしっかり送ることができました。

葬儀で迷っている方にアドバイスがあればお願いいたします。

母が存命中に、葬儀社に相談することに抵抗がなかったわけではありませんが、準備なしに葬儀になると慌ててしまいます。うちの場合は、事前に一言さんともお話をしていたので、何かあった場合はお電話できるという安心感はありました。しかし、事前に見積もりをいただき、総額は確認しましたが、細かいところまで見る気にはなれなかったのが本当のところです。

葬儀社の印象は非常に大事だと思いました。その点グローバルケアさんは、丁寧で、とても感じが良かったです。葬儀社からは見積書など無機質なプリント用紙ばかりが送られてきましたが、そんな中で、一言さんの直筆の手紙はとてもうれしかったです。