早速なのですが、お父様がお亡くなりになった経緯を教えていただけますか。

今から10年ほど前になりますが、当時のストレスも重なり脳血管性痴呆症を発症いたしました。発症当時、かなり激しい症状がでていたため一時期は病院でお世話になっていたのですが、その後容体も安定しましたので介護老人保健施設に移ることになりました。

最初は不安を持っていたのですが、施設に移ると症状も安定し、それまでとは打って変わってとても穏やかになったのです。

1年前ぐらいから容態が徐々に悪くなってきました。5月2日には親戚全員が集まりましたが、その際に私が「お父さん治って一緒に家に帰ろうね」と言うと、「うん」と答えてくれました。

話らしい話をしたのはこの時が最後です。亡くなる3日ほど前から一進一退を続けていて、私も夜中に呼び出されて病院に駆け付けるという生活を続けていました。亡くなった日は、病院から連絡を受けて急いで駆け付けたのですが、結局父の最後には立ち会うことができませんでした。

お父様、ほんとうにご愁傷様でございました。

お父様のご葬儀はどのようにされようと考えていらっしゃいましたか。

4月になると父の容態がさらに悪くなってきました。もともと父も母も宗教的なことにこだわりはなく、私も同様です。

そのため、葬儀は宗教色をなくした形で行うことを決めました。あとは、父が自宅に帰りたがっていたので、少しでも自宅で安置してあげたいという希望を持っていました。

葬儀社はどのように探がされたのでしょうか？

インターネットで検索したところ葬儀社を紹介していただけるサービスがありましたので、そちらにお願いしたところ、電話や資料送付などでアプローチしてきた葬儀社が30社ほどありました。いろいろ検討してみると、こちらはドライアイスが無料だが、こちらは有料というように葬儀社のサービス内容が結構バラバラで、あまりにもそのようなことが多いので途中でほっておくことにしたのです。

そんな中、ある葬儀社は自宅まで来て「うちに決めたほうがいいですよ」というかなり攻撃的な営業をしてきました。その際に「うちは全員社員が担当するが、他の葬儀社は外注するので対応が非常に事務的」というようなことを言って、盛んに自社を売り込むのです。しかし、そういった言い方が非常に気に障りお断りましました。しかし、30社と言うのは多いですね。

困り果てていた時、ある方から「そういう時にはまず3社ほどに絞るんですよ」と言われたので、再度、紹介サービスに連絡して3社ほど紹介を受けました。その中にグローバルケアさんがあったのです。

3社に電話したところ、1社は「これは○○なんですね？」と聞くと、少々お待ちくださいということが多くて話が中々進まない。もう一社は、どういう点だったか忘れましたが、何かが気に入らなかったのを覚えています。そんな中で、対応がとても素晴らしかったグローバルケアさんに決めることにしました。

弊社をご指名いただきました理由を詳しく教えていただけますか？

先ほどもお話しさせていただきましたが、多くの葬儀社と接してみて、出てくる情報は違いますし、言われることもあやふやだったりして、非常にモヤモヤしていました。

例えば自宅に安置する際には布団が必要になりますが、ある葬儀社は真綿の布団が必要になるのでご用意くださいと。今どき真綿の布団なんか持っていないですよね。「羽毛ではだめですか」と聞くと、「羽毛ですとドライアイスが溶けてしまうのでだめです」と言われ、また他の葬儀社に聞くと「ドライアイスなんか溶けません」との回答でしたり…。

葬儀のお支払いにはクレジットカードを利用したいと思っていたのですが、利用できると言いながら遠方まで手続きに行かなければいけないなど「帯に短し、襷に長し」という状況でした。

そんな中で、私のモヤモヤしている気持ちをスッと晴らしてくれたのがグローバルケアさんでした。

三土様に対してグローバルケアの担当者 冨松の対応はいかがでしたか？

決め手は、ものすごく対応が良かったことです。出過ぎるわけでもなく、物腰もやわらかくて最初にお問い合わせした時からとても感じが良かったです。私の気持ちも一番理解してくれて、とても頼りになりました。

全てにおいて対応が迅速で、担当していただいた冨松さんには、何から何まで本当にお世話になりました。

特に印象に残っているのは、父の納棺の時です。冨松さんが本当に大事に父を納棺していただいている姿を見て、とても感激いたしました。

あと決め手のもう一つは、クレジットカードを利用できたことです。私どもでは父の10年にわたる介護などでかなりの出費がありましたので、クレジットカードを利用できたことは非常に助かりました。おかげさまでしっかり父を送ることができました。ありがとうございました。

葬儀を終えられて感じられたことを教えていただけますか？ また、葬儀のことでいろいろと悩みを抱えている方もいらっしゃるかと思いますが、そんな皆さんにアドバイスをいただけますか？

当事者として葬儀を行ったのは初めてです。お金があれば、いろいろできたのでしょうが。

父は新聞記者で、もともと慣習にとらわれない人でした。娘が借金までして葬儀を出すのは喜ばないでしょうし、私のできる範囲で葬儀をすることにしました。

主人は、「お坊さんを呼んだ方がしまる」と言っていましたが、そういう話ではないと思いました。最後は自宅に父を連れて帰ることができ、最愛の娘の布団に寝ることができたのですから父も喜んでいると思います。

そういったことを考えた葬儀にしてあげることが故人のためにも最も大切な事だと思います。