葬儀場

町屋斎場

参列者数

-

宗教

無宗教

お葬式相談員

千葉 理沙

式典担当者

高田 千沙子

お母様ご愁傷さまでございました。お亡くなりになった経緯を少し教えていただけますか

10年前に父が亡くなり、その頃から認知症の症状が出始めました。私たち兄弟が母と一緒に住んで面倒を見る中、亡くなる1カ月前に体調がおかしくなり、病院で検査をしたところがんが見つかりました。当初は「取り除けば延命はできる」という説明だったのですが、その後「もう手術はできない」と。さらに余命1カ月と告げられました。

 弟とは母が倒れた際に「この先のことをどうするか？」を話し合ってはいたのですが、突然余命を告げられ、葬儀のことも含めて考えなければいけないことが多く大変でした。後半は自宅療養という形で、亡くなる2日前まで普段と変わらない様子でした。最後は私たちが見守る中、自宅で息を引き取りました。

それは大変でした。お母様のご葬儀ということになりますが、葬儀社はどのように探したのでしょうか

母の余命が告げられたのをきっかけに葬儀社を探すことにしました。ネットで葬儀社の紹介をしている会社を見つけ、そこからはグローバルケアさんを含めて3社の葬儀社を紹介していただきました。それぞれに「余命が1カ月ということなので、すぐの葬儀ではない」との状況と、葬儀費用の相談などを行ったのですが、1社からは全く返答がなく、もう1社はメールで見積書が送られてきただけでした。そういった中、グローバルケアさんからだけは、しっかりした資料が送られてきて、費用面などさまざまなことに対して親身になって相談に乗っていただきました。

実は父が他界した際に、病院から紹介された葬儀社と葬儀の内容や費用について揉めたことがあり、葬儀社に良いイメージはありませんでした。しかし今回、グローバルケアさんの対応をみて「この方たちであれば信用できる」ということを確信し、母の葬儀をお願いすることにしました。

弊社をお選びいただきありがとうございます。

グローバルケアさんを選んだ大きな理由の1つに、私の要望や相談に対して「できる、できない」をはっきり言っていただけたことです。例えば、「費用面のサポートはこういう方法があります」というだけでなく、その方法が難しい場合は別案を提案していただくなど、「できること」、「できないこと」、「自分で動けば出来そうなこと」を整理できて本当に助かりました。相談したことでとても安心したことを覚えています。

お母様がお亡くなりになって以降、葬儀全般を通じてグローバルケアの対応はいかがでしたでしょうか

母が亡くなったのが午前1時ごろで深夜でした。私どもは集合住宅に住んでいるので、迎えに来ていただく際に「音で近隣に迷惑をかけるのではないか？」と、とても心配していました。しかし、来ていただいたスタッフの方々は、私たちも気付かないような、近隣に配慮した形でいろいろ進めていただきました。最後に母を乗せて運んでいただく際の対応もとても配慮の行き届いたもので、本当にありがたかったです。

 葬儀は簡素ではありましたが、私たち兄弟の思いも盛り込めました。しっかり母を送れたと思います。

お父様のご葬儀でいろいろご不快な思いをされたとのことですが、今回グローバルケアの対応で課題になるようなところはございませんでしたか

父の時は、葬儀社主導で費用が追加されてしまうなど不本意なことがあったのですが、グローバルケアさんの場合は全くそういうことはなく、費用も含めてこちらの要望沿ったもので明瞭なものでした。父の時とは、葬儀社の対応、環境も変わったのだと実感しました。グローバルケアさんの対応で不快に思った点、ここはこうして欲しかったというようなことはなく、本当によくやってくれました。

 ただ葬儀のことではないのですが、グローバルケアさんのHPをスマホで見たのですが、ちょっと見にくかったですね。選ぶ項目が分からないところなどもあり、それで選ぶ際の判断に苦しんだということはありました。

お母様の遺志である散骨を無事済まされました

はい。母もいろいろ悩んだと聞いていますが、最終的に「世界を旅したい」と散骨を決めたようです。散骨も天候に左右されるので、前日までできるかどうか確定しません。それぞれ都合があるので、スケジュールを調整するのがとても大変だと感じました。幸い母の場合は、前日まで雨だったのですが、散骨の日はとても良い天気でした。海に返す以外に、母の遺骨の一部を私は指輪に、弟はネックレスに入れて身に着けています。

 私たちは母の遺志である散骨でいいと考えているのですが、ほかの身内がどう思うかはとても気になります。ある方から「(遺骨を)海に捨てる」という言葉聞いて、そういう考えを持つ方もいらっしゃる。事前のコミュニケーションは大切です。

貴重なご意見ありがとうございます。その他、グローバルケアへの要望などがありましたらお聞かせいただけますか

葬儀全般を通じてしっかりやっていただいたので、葬儀に関する要望ではないのですが、「葬儀後」についての情報をさらに充実させていただくとありがたいと思いました。

私たちも、お墓をどうするか？など葬儀後の悩みがあったのですが、例えば、お墓に埋葬するという以外に、手元供養や散骨という方法があるなどの情報も葬儀直後にトータルで教えていただくと助かります。

 もちろん葬儀直後に「何を言っているんだ」と嫌がる方もいらっしゃるかと思います。一方で、私たちのように「葬儀後はどのように供養したらいいのか？」と悩んでいる方も多いと思いますので、そういった情報を早い段階で教えていただければ安心感が増すかと思いました。

熊谷様はお母様が存命中に葬儀社へ事前相談をされていましたが、「存命中に葬儀社に相談するのは難しい」という方ももちろんいらっしゃいます。

死に向き合うということが、日本人にとっては「不謹慎」というイメージがあると思います。しかし「 自分が死んだ時にどうしたいか？」ということ、さらに「その時に身内が困らないように道筋を立てておく」ために葬儀社に事前相談をしておくことは絶対に必要だと思います。

 信頼して依頼できる葬儀社を決めておけば、万一の時も電話1本ですべてが整います。死は必ず訪れるものです。「いつかは必ず起きること」なので、早く相談することに越したことはないと思います。

本日は貴重なお話しありがとうございます。