生前に「葬儀社もしっかり決めておかなければだめだ」と奥様ともにグローバルケアに事前相談をいただき、全てを決めた2年後に旅立たれた千葉様。グローバルケアは、千葉様の思いに寄り添い、希望されていた葬儀を執り行うことができたのでしょうか。奥様にお話を伺いました。

ご主人様ご愁傷様でございます。亡くなった経緯を教えていただけますでしょうか

2年前に体調を崩した際に前立腺がんが見つかりました。それまでは本当に元気で、私ともいろいろなとことに一緒に行っていました。がんが分かって以降、抗がん剤治療のみならず遺伝子治療までやっていただいて、初期のころはかなり効果があって腫瘍が縮小するなど明るい兆しもあったのですが…。その後、効果がだんだん薄れ徐々に強い薬になっていき、亡くなる１か月前には医師から「肝臓への転移があります。残された時間はあまり多くはなく少なくなってきています。使える薬もすべて使っています。」と言われました。

ご家族は辛かったですね

その後、体調も悪くなり、貧血も出始めました。2月2日は外来の診察予定日だったのですが、その前日に酸素飽和度を測ったところ90を切っていて、病院からは「すぐに救急車で来てください」と言われ駆け付けました。私はこれまで同様「１週間程度で退院できる。」と説明があり、主人が退院してきた際の訪問医療の準備もしていました。次の日に突然病院から電話があって…。結局入院した翌日に亡くなりました。前日まで主人とは話もできていたんです。最後、主人は看護師さんの呼び掛けに目を開けて、私の手もしっかり握り返してくれました。

葬儀社はどのように探したのでしょうか

実はお寺は既に10年ほど前に決めていました。ただ、主人は病気が分かった2年前に「お寺だけではだめだ。葬儀社もしっかり決めておかなければ」と言って、そこから葬儀社を探しました。探すといっても、それまでもグローバルケアさんのチラシは主人と一緒に見ていましたので、「一度電話してみよう」ということで、ご連絡を差し上げた次第です。葬儀社に電話するといっても、何を聞いたらよいか不安と緊張でいっぱいでした。

グローバルケアの対応はいかがでしたか

恐る恐る電話をしてみると、電話で対応していただいた方がとても優しく「すぐに資料を送りますね」と言ってくださいました。送っていただいた資料は、きれいにファイリングされていて、正直、それを見ただけで「ここに決めよう」みたいな気持ちになりました。

グローバルケアさん以外からも資料を取り寄せたのですが、資料なども全く違っていて、整頓の仕方などもかなり雑。正直見る気にもならず、最終的にグローバルケアさんに決めました。

お亡くなりになられた後のグローバルケアの対応はいかがでしたか

病院からは「葬儀社は決まっていますか？」と聞かれました。「決まっている」と回答すると、特に引き取りをせかされることもありませんでした。お迎えに来ていただいたのはお二人で、とても丁寧な対応でした。最後にドアを閉める際も、音が出ないようにゆっくり静かに閉めていたくなど随所にご配慮いただきました。

千葉様はどのような葬儀を希望されていたのでしょうか

私たちは2人とも東北の出身です。当初通夜、葬儀と2日間を考えていたのですが、葬儀に向こうから来ていただくのも大変で、時間的に厳しいかと思い、少人数でのお式と考えていたので1日の家族葬にしました。

実際の葬儀はいかがでしたでしょうか

イメージしていた葬儀以上のものでした。主人は趣味で囲碁をやっていたのですが、グローバルケアさんの方で「碁盤」を作っていただき、それを棺に入れることができました。あと、主人が上京した際に食べて「こんなおいしいものが世の中にあったのか」と大感激した「とんかつ」。特にあるお店のとんかつが大好きで、その話を聞いたグローバルケアさんが、わざわざそのお店のとんかつを用意してくださいました。とても感動しました。

葬儀には、偏食気味の孫も参列していて、お願いした懐石料理の中に食べられるものがほとんどないみたいな状況でしたので、事前に特別メニューでお願いし、快く対応していただき、孫も一緒に食べられてありがたかったです。

私は、今時の葬儀に参列したことがなく、葬儀と言えば昔に亡くなった父親の葬儀のイメージしかありませんでした。「今は、こういう温かい葬儀ができるのか」と思って、私自身の葬儀のイメージが変わりました。子どもたちも「本当にグローバルケアさんにお願いして良かったね」と話していました。

千葉様は、ご主人様と共に葬儀社に事前相談をされました

本当に事前に相談して、いろいろ打ち合わせをするというのはとても大切だと思います。もし、していない場合はバタバタしている病院で決めなければなりません。どんな状況になっても「グローバルケアさんで、いろいろ決めてある」というのは安感がありました。

死というのは避けて通れないことです。夫も病気になった際に、安心して治療を進めるためにも「いろいろ確認して、しっかり決めておきたい。」ということを申しておりました。主人は覚悟を決めていたんですね。

本日は貴重なお話し誠にありがとうございました。